自動車業界が選んだ次世代エネルギー「オートガス」とは?
公共交通を担う国内を走るタクシー車両のほとんどはガソリンではなく、プロパンガスとブタンガスの混合ガス(オートガス)を燃料として走行しています。オートガスはガソリンに比べてエンジンへの負荷が少なく、走行距離の長い多くのタクシーの燃料に採用されています。
自動車の開発を牽引するトヨタがいずれガソリン車を作らない宣言をする中、国内タクシー車両の主力になると思われるジャパンタクシー(注1)(2017年トヨタ発売)は環境性能と高い経済性を持つLPGハイブリッドシステムを新開発し、搭載されています。ジャパンタクシーはUD(ユニバーサル)デザインで日本国内人口の少子高齢化傾向に向け、車椅子での乗車が可能な、誰もが乗り降りしやすくドライバーにも配慮した次世代タクシーです。
TOYATA JPN TAXI
オートガス自動車が災害から人を救う
全世界でのEVシフト
国内での車両使用エネルギーの現状はガソリン、軽油などの化石燃料が中心です。ハイブリット車などの低燃費車が多く利用され、近年燃料電池車利用も具体的になってきています。 一方、イギリスやフランス政府は2040年のEVシフトを発表、中国・インドもこれを追随しています。
EVの環境負荷と災害時のリスク
電気は便利なエネルギーですが、元々は化石燃料を利用した発電が中心で、発電所からCO2が常に発生しています。化石燃料以外に原子力発電や自然エネルギーを活用した発電がありますが、いずれも課題が残っています。原子力発電では使用済み核燃料の最終処理問題が解決されていませんし、太陽光発電等の自然エネルギーを利用した発電は発電量、安定性に欠けています。
さらに、最も危惧されるのは発電所での災害発生や外的要因での施設へのダメージによる環境への影響です。災害等が大規模になればなるほど、電気の安定供給に問題が生じてしまいます。
災害に強いオートガス
東北地方太平洋沖地震の後、停電やエネルギー輸送が非常に困難で、電気・ガスが供給できず、ガソリンスタンドには毎日長い車列が出来ていました。この時に活躍したのがオートガス車であるタクシーです。震災地はオートガススタンドも被害を受けましたが、隣県の山形からはオートガスのタクシーをチャーターし、震災地に出向かなければならない人を乗せて、震災地を周ることができました。
分散エネルギーで生活を守る
エネルギーを一極化すると、災害時の生活に大きな影響が出てしまいます。平時は便利なエネルギーでも有事に力を発揮するとは限りません。オートガス等の有事に強いエネルギーも併用することで、私たちの生活を強く守ることが出来ます。
オートガス車が選ばれる3つの理由と普及状況
①環境への配慮
②エンジンの耐久性能の向上
③燃料の安さ
オートガス車は世界で2500万台走行していて、確立されたエネルギーとして世界中で利用されています。国内でも約22万台が利用されている他、フォークリフトの燃料としても活用されています。
オートガス車の普及のために
◎現在ご使用中の車両もオートガス対応車への改造が可能です。
当社バイフューエル(LPG+ガソリン)車
弊社オートガススタンドは公共交通であるタクシー業者様と共に、1年365日休まず営業します。
オートガススタンド営業時間
平日・土曜・祭日 午前8:30〜午後5:30
日曜 午前9:00〜午前12:00
住 所 | 長野県上田市古里2022-7 |
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t e l | 0268-24-8585 |
交通案内 | 上信越自動車道上田菅平icより5分オートガススタンド併設 |
営業時間 | 平日・土曜・祭日 午前8:30〜午後5:30 日曜 午前9:00〜午前12:00 |